庸子レポート No.1(自転車の庸子として初レポートかな?) 2006.3.12
始めて世界レベルのサイクリング・ツアーレースとワールドカップに出場して来ました。2週間で合計10レースを落車とパンクなしで、すべてゴールしたのは奇跡のようです。毎レース至る所で事故が起こり、落車しそうになったのは数え切れません。WellingtonのStage2では8人が巻き込まれた事故があり、バイクフレームを押されたのに転ばなかったのは運があったとしか言えないでしょう。急ブレーキを絶えずかけていた為、最も疲れていたのは肩でした。 レースを走った分だけ疲れよりも自信が付いてき、最後のWellington World Cupでは一番よいレースができました。周回後れになると切られてしまうので、113人スタートした中ゴールした人はたったの41人でした。第3集団14人がゴールのある国会議事堂のゲートを潜った時、「Nothing to lose!失う物は何もない」そう思ってスプリントをかけました。自分の名前がアナウンスされているのを聞きながら、第3集団でもトップでゴールするのはとても気持ちよかったです。日本ナショナルチームの中で一番にゴールできたこと、ここ3年以上まともな結果を出せなくても競技を続けてきたこと、2週間のレースが終わった安堵感などが乱雑に入り混じりゴール後、涙が止まりませんでした。 余りに未知の世界だった為、期待や目標すら見えませんでした。コーチの松吉さんに何度も「もうちょっとプレッシャーを感じてもいいんじゃないの?」と言われましたが「ベストを尽くす意外に何もできませんから」と答えた私です。サイクリングは私にとって3つ目のプロフェッショナルのスポーツになります。掘り返せばいくらでも反省点は出てきますが、今回は反省ばかりしていないで肯定的に考えています。 今回のレースの選手に抜擢して頂いたこと、ワールド・レベルで走るチャンスを与えてくれたこと、コーチ&メカニックとしてサポートしてくださった高橋松吉さんに、一番の感謝の気持ちを伝えたいと思います。 そして皆さんに「ありがとうございました」。 |
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